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ニューヨーク不動産仲介のトップチーム
最新のアメリカ建築協会(AIA)の調査によると、現在、ウェルネスデザインと住宅の安全性に強いトレンドがある事が分かりました。
これは現在パンデミックが及ぼしている人々の生活空間に対する考え方が、各地で起きている自然災害によってさらに深刻化していると言う事です。 9月22日にリリースされたこの四半期調査では、屋外スペースの改善、複数のホームオフィス、エクササイズスペース、バックアップ発電機やハリケーンに強い設計などの安全機能に対する需要が急増していることが示されています。「アウトドアスペースとホームオフィスは以前から人気がありました」とAIAのチーフエコノミストは述べています。 しかし、その需要が劇的なスピードで増えました。 一つではなく複数の洗濯設備の需要、パティオヒーターなど住宅所有者がまた別のシャットダウンなどに備えてより長く家に居る事を想定した準備をしたいと言う事が示されています。 また、ハリケーンのような大惨事の際にも対応できる発電機や断熱材、その他の機能に対しての需要が高まったきています。 今まで「100年に1度」だった自然大災害は、現在ははるかに頻繁に発生しており、住宅所有者はこれを心配しています。
これは調査のトップトレンドであり、回答者の屋外スペースの需要は昨年と比較して61%から70%に増加しました。 旅行が減ったことで、そこで浮いたお金を利用することで、自分達のアウトドアスペースをより魅力的な場所に改善しています。
ホームオフィスも以前からトレンドに有りましたが、今までは1つのホームオフィスを共有で使うことで事足りていました。 しかし、昨年からは2人の大人が同時にリモートワークを行ったことで、エクストラのホームオフィスの需要が急激しました。 AIA調査調査ではこの需要は、2020年の24%から今年は48%へと2倍以上になりました。 またスペースは従来のラップトップ作業スペースとしてだけではなく、「ズームルーム」としてバーチャルミーティングのスペースとして利用されます。 これらのスペースは十分な自然光と静けさが確保できるスペースでなければいけません。
多くのジムやスタジオが今年から再開されましたが、在宅フィットネス&ヨガスペースの需要は23%から39%に急増したとAIAは報告しています。 昨年のPeloton(エクササイズバイク)の購入の急増は、この動向と関連している可能性がありますが、多くのヘルス健康志向の人は、現在でも商業スペースでの密集した場所を避ける傾向が有ります。
住宅所有者は、自然災害が起こった際も、安全、健康、その他の機能を確保できる家を求めています。 これには、バックアップ発電機の追加(2021年の需要は60%、昨年は46%)と、プラスソーラーパネルの需要も17%の増加しました。これらの電気のバックアップ設備は、自宅で仕事を行う人、電力を必要とする医療機器を使っている高齢者などにとってとても重要です。 コロナの初期に多くの高齢者がナーシングホームから自宅へ戻った事で、これは安全確保の為の最低要件になりました。
AIAの報告によると、人々はこの1年以上の間、ずっと家にいるので、家をリモデルしたり、スペースを改善をしたいという要望が強くなっているようです。 セカンドハウスを改善したいと言うニーズも同様です。 これは、昨年のマイナス2%(全員がロックダウンされたとき)から今年は35%に増加しました。 今はアメリカ人は自由に動き回る事を楽しんでいますが、それでも可能な限り安全な方法を取りたいと考えており、自分達のセカンドハウスで休暇を取っています。
パンデミックと自然災害が人々の住宅に対する要望に変化を与えており、そしてそれは加速していると言うトピックでした。