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不動産の暗号通貨取引

By
Blue Pacific Realty
更新日: 
作成日: 
2022-09-27
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<不動産の暗号通貨取引>


今年はニューヨーク、アメリカでビットコインでの不動産取引が活発化した年です。 

今年の初めに、2,250 万ドルのマイアミのペントハウスが暗号通貨を使用して売買され、暗号通貨を使用した不動産取引としては最高額となりました。 


どのように不動産を暗号通貨で取引するのでしょうか? 売主はビットコインを受け取ると、資金はサービスプロバイダーの BitPay によって決済され、売却資金を現金で受け取ることができます。 最終は現金で決済資金を受け取る事ができるのですが、決済のスピードが違います。 銀行決済は 30 ~ 90 日のかかりますが、暗号通貨決済は翌営業日に決済が完了します。 これらのメリットがあり、暗号通貨での不動産売買が活性化しています。 


最近のBitPay の取引の約 1/3 は、不動産、宝石、金、ヨットなどの贅沢品の取引によるもので、この数字は増加していると同社は語っています。


ニューヨークのトップ不動産ブローカーによると、今年の暗号通貨が盛り上がった時期は不動産案内の約12%程のバイヤーは暗号通貨のバイヤーだったそうです。 これらの暗号通貨バイヤーはデジタルアセットを多く所有していますが、実物資産にも非常に興味を持っていて、不動産では特にNFT のような固有性を持つ不動産を好みます。  


しかし暗号通貨バイヤーの、多くは現金を持ち合わせていません。 数百億ドルの暗号通貨資産を持つビリオネアでも現金を持ち合わせていません。 これらの暗号通貨資産の億万長者達はこれまでとてもシンプルな生活スタイルを送っており、自分の持ち家を持たない人もたくさんいます。  近年、暗号通貨の値段が急激に上がったことを受けて、まずは両親の家を購入し、その後車を手に入れて、その後に自分の不動産を購入し始めました。 しかも、これらの暗号通貨ミリオネア、ビリオネアはマンハッタンの超高級不動産を購入する為の十分な資金力が有ります。 そして、彼らは不動産を買う際に、暗号通貨での取引を好みます。 

他の暗号通貨バイヤーの特徴として、彼らはリノベーション済みで、全てが揃い、すぐに入居できる不動産を好みます。 現在のサプライチェーンの乱れでソファーがなかなか届かないなどのプロセスを経る為の我慢強さは持ち合わせていません。 デジタルの世界に生きる彼らは全てがインスタントにプロセスされる事を当然としています。 それは不動産に対しても同じです。 また、彼らは実物資産の売買に慣れていないので、不動産をオーバープライスで購入することも少なく有りません。 

<政治的背景>


この暗号通貨の不動産取引に関する政治的意見は2つに別れます。 

現在の所、暗号通貨の取引は現金の取引のように、明確にオーナーシップ情報をトラックできません。 

バイデン大統領はこれを解消する為に暗号通貨取引に規制を増やす政策を練っています。 

反対に、ニューヨークのアダム市長はニューヨークを暗号通貨取引のハブにしたいと暗号通貨取引を推奨しようとしています。  

ニューヨークとしては、暗号通貨の資産が不動産に流れてこれば、市の税収のアップに繋がり、

ビットコインミリオネア達は実物資産をニューヨークに持てるというウィンウィンの関係を築けます。 



<今後の暗号通貨取引の展望>


全米の成人の 20% が暗号通貨を所有します。 

特にミレニアム世代(80年代から90年代後半に生まれた世代)の36%は暗号通貨を所有します。 

今は暗号通貨の価格が大きく上下するので、不動産取引のような大きな取引には、

まだ安定的な決済方法として一般化していませんが、暗号通貨がもっと日常的な取引方法となれば、

将来的により多くの不動産が暗号通貨で取引されるようになってくる事は間違い無いでしょう。

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Blue pacific realty
ニューヨーク認定不動産ブローカー