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ニューヨーク不動産仲介のトップチーム
全米不動産協会によると海外不動産投資家の2020年4月から2021年4月におけるアメリカの不動産購入はコロナ前に比ベて31%減少しました。この期間の取引数は10万7000件となり、購入数、購入額共に2011年以来の低水準となりました。中国、カナダ、インド、メキシコ、イギリスがアメリカの不動産購入のトップ5です。 特に中国、カナダ、メキシコからの購入ボリュームは50% 以上ダウンしました。イギリスの購買は反対にコロナ前に比べて増えました。
中国の投資家は特にアメリカ不動産マーケットを牽引している存在で大きく注目されています。 トランプ政権後には中国の投資家は一旦減りましたが、現在またアメリカ不動産マーケットに戻り出しています。 理由は政権がバイデン政権になり、政治が予測しやすくなったのと、ビザも取りやすくなったのが要因です。 ただ、パンデミックにより、渡米しにくいのがマイナスに働いています。 アメリカの不動産プライスはコロナ前に比べて15%上昇しました。 ただし、それは購入をより強く後押しする要因となっています。 それは、価格の上昇は逆にこの価格上昇を逃したくないという心理効果となり、より購入意欲をそそるからです。 海外の投資家からすると、アメリカ不動産は良い投資対象です。なぜなら、他の海外の不動産に比べてまだまだ割安だからです。 アメリカ不動産の平米あたりの単価は香港、ロンドンなどと比べて割安です。
合わせて現在の投資家はアメリカ不動産もしくは海外の不動産をバーチャルで購入することに対しての抵抗が減りました。 不動産バーチャルツアーの数は、米国のみならず世界中の不動産プラットフォームで劇的に増加しています。 中国およびアジアの投資家を抱えるプラットフォームのJuwaiは、5,000の不動産バーチャルツアーがリストされています。
海外のバイヤーは、米国に対して資金の安全な避難所と見なしているだけでなく、高い将来性を感じています。 中国の投資家は特に、自分達の子供に米国での高等教育の機会を与える為に不動産を購入しています。 これから渡航規制が緩和され、海外留学生が米国の大学に戻ってこれば、外国投資家による不動産購入は増えると予測されています。 このデマンドをうまく吸収するためにも、現在の在庫不足の状況は解消される必要が有りそうです。
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