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ニューヨーク不動産仲介のトップチーム
フロリダ、マイアミのローカルメディアの記事。
ここにはヘッジファンドマネージャーなどのニューヨーカーが冬を暖かいフロリダで過ごした後に、
”フロリダに住む問題はフロリダに住まないといけないことだ。ニューヨークは最もスマートでモチベーションの高い人間が集まり、クオリティーの高い文化やレストラン、シアターなどがあります。お金をセーブしようと思ってフロリダへ移住するとそれらを全て失うことになります”
とブルームバーグニュースに語ったことを受けてローカルメディアが皮肉ったタイトルでニュースを紹介しています。 そしてニュースは、今後ニューヨークからフロリダへの移住者がまたニューヨークへ戻って行くだろうと記事を締め括っています。
コロナの影響でリモートワークが始まり、特に富裕層が大量にニューヨークからフロリダへ移住しました。その結果、ニューヨークの特に市内の空洞化が進み、不動産が値崩れを起こしたわけですが、この記事はニューヨークに人が戻り出す一つのサインであると言えます。 ニューヨークには、他の都市には無い、強いエネルギーがあります。それは以上のニューヨーカーのコメントにもあるように、ニューヨークには最も競争力の高い人たちが集まり、強いビジネスと街を作り上げています。なので、企業もその豊富で優秀な人材を獲得するために、ニューヨークに投資します。 ニューヨークのオフィスマーケットは全米のどの街とも比べ物にならないぐらいの床面積と密度を誇っていますが、それでも床面積あたりの価格は全米で最も高い水準です。 また、ビジネスだけだはなく、ニューヨークには高い文化が存在します。音楽、博物館、絵画、ファッションなど、どれをとってもアメリカ国内だけではく、世界最高峰のものが揃います。 アメリカ全国の40%のファッションデザイナーがニューヨークに住みます。ニューヨークは多様性に富んでいます。 ニューヨークは800近い言語が話されていると言い、ニューヨークに住む人の35%程は海外で生まれています。この多様性が街を強くします。 ショッピングも世界一のショッピング街だと言われています。 また数多くの映画がニューヨークを舞台に作成されています。セックスアンドザシティー、ティファニーで朝食を、ウォールストリート、スーパーマン、ゴットファーザーなど、おそらく世界で一番多く映画の題材に使われている街だと言えます。これがまたニューヨークの憧れを創造し、より多くの人を引き寄せます。 歌にしても同じです。ニューヨークを歌った歌は数を数え切れません。 その他もレストラン、教育などをとっても全米、そして世界でもトップクラスです。これをニューヨークエナジーと言い、ニューヨーカーはニューヨークから離れると、この強いバイブレーションを渇望し出すという事です。
バイデン大統領は5月中には国民全員がワクチンを取得できるようにすると言っています。 夏に向けて、生活が元の状態へ戻っていくでしょう。 そうすると、一旦郊外、州外を流れたニューヨーカーが街に戻り、コロナ前のようにニューヨークで生活を始めるでしょう。
そんな予感を感じさせる記事でした。
元のブルームバーグ記事リンク
https://www.bloombergquint.com/amp/onweb/wall-street-a-listers-fled-to-florida-many-are-eyeing-a-return
マイアミメディア記事リンク
https://www.miaminewtimes.com/news/bloomberg-says-new-yorkers-are-already-leaving-florida-11943121